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中古住宅販売件数
中古住宅販売件数とは、該当月に所有権の移転が完了した中古住宅の販売件数を表し(新築住宅販売件数は契約書への署名を基に集計)、新築住宅販売件数と同じように景気動向に対して先行性の高い指標になります(一般的には、新築住宅販売件数より30〜60日遅れるといわれている)。
金利を考えれば、何故住宅需要が景気動向と関連しているのか理解できます。金利が下がれば、安い金利で多くのお金を借り入れ、それを投資対象に費やします。その投資対象の一つが住宅という訳です。
また、住宅需要が上がるということは、家具、家電等への波及効果が高く、景気全体へ影響を与えます。米国では、中古住宅に対する認識が日本と異なり、中古住宅を住み替えることも一つのスタイルという認識があります。一般には、中古住宅販売件数と同様に住宅需要を示す新築住宅販売件数の方が、景気動向の先行性が高いといわれています。
季節や天候の影響を受けやすいため、予想外の結果が出ることも多くあります(例:予想以上の減少で、金等の商品に買いが入ることもある。新築住宅販売も季節、天候の影響を受けやすい。)。
米国における中古住宅販売件数は、毎月25日にNAR(The National Association of Realtors:全米不動産業者協会)が前月の結果を発表します。
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