景気と為替

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景気と為替
好景気になるとどうなる？
　景気がよいということは非常に良いことです。経済が活性化し、市場にお金が流れ皆がハッピーになれます。ここで、考えてもらいたいのが、景気が良くなると為替にどういう影響を与えるのかということ。

　答えから言いますと、ある国の景気がよくなると、その国の通貨が買われ（経済が活性化しているとビジネスチャンスが多く生まれ、海外の投資家がその国に投資するから）、通貨の価値が上がります。つまり、日本の景気が良くなると円がどんどん買われ、円高になるということです。

　当たり前の話ですが、このとき外国の通貨に変えてしまっていると損しますよね？

　ということは、景気が良い時は、国内の投資を行っている方がいいということです。でも、どうやって景気を判断するの？一番メジャーな測り方は政策金利（日本で言う公定歩合）の変化を見ることだと思います。

　政策金利を上げるということは、その国が銀行に貸し出す金利が上がり、貨幣の流通が抑えるということにつながっていきます。従って、貨幣の価値が上がります。

　では、政策金利だけを見れば、通貨の価値を分析できるの？

　って言われる方がいらっしゃると思われますが、そうではありません。例えば、政策金利はそのままで、銀行がお金を貸す量だけを増やすという方法もあります。ですから、政策金利だけを見ていては駄目だということが分かります。

　基本的には政策金利の変化を見れば良いので、為替取引入門者の方は、政策金利の変化を見ることから始めましょう。

　その他に、為替に影響を与えるものとしては、物価、株価、国際紛争、為替介入、国際会議なんかが挙げられます。全部を紹介することはできないのですが、機会を見て解説を分かりやすく掲載していこうと思います。

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