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ファンダメンタルズ(ファンダメンタル)分析とは

 ファンダメンタルズ(ファンダメンタル)とは経済の用語で、国際経済を安定させるための基礎的条件を表しています。マクロな視点で見れば日本の経済状況、ミクロな視点で見れば会社の状況、こういったものを成長率や業績といった数値を用いて、現在おかれている状況を判断するのがファンダメンタルズ(ファンダメンタル)分析です。

 従って、株式投資におけるファンダメンタルズ分析では、投資対象とする個別企業の投資価値を調べ、この企業の現在の株価は妥当なのか?分析し、投資をしようという分析手法です。

 ここで気になるのは、投資対象とする個別企業の投資価値をどうやって判断するかです。そこで役に立つのが、財務諸表(決算書)です。財務諸表(決算書)とは何かといいますと、「損益計算書(P/L)」「貸借対照表(B/S)」「キャッシュフロー計算書(CFS)」などのことです。これには、ある一定期間の売上や利益、ある時点での財政状態、ある一定期間のお金の流れが表されています。こういった情報をもとに企業の本質と現在の株価のギャップを見抜くのがファンダメンタルズ分析なのです。

ファンダメンタルズ分析のメリット
 テクニカル分析が短期的な売買タイミングに対してメリットを持っているのに対し、ファンダメンタルズ分析では、長期的な売買タイミングに対してメリットを持っています。

ファンダメンタルズ分析の行い方
  1. 成長株の判断
    ・売上高の伸びが大きい(10%以上)
    ⇒ 企業規模の拡大傾向。

    ・利益の伸びが大きい(10%以上)
    ⇒ コスト削減に成功か、売上の増加。経営が上手。

    ・利益率が高い(売上高経常利益率10%以上)
    ⇒ 収益性の高いビジネスモデル。

    ・成長産業である。
    ⇒ 一昔前のIT企業。既に高く見積もりすぎという可能性があるので、現在の株価が今後の成長を含めたものか判断する必要性あり。

  2. 割安株の判断
    PERが低い(20倍以下)
    ⇒ 人気に左右されておらず、企業価値以下の株価の可能性がある。

    PBRが低い(1倍以下)
    ⇒ 一般的にこれ以上は下がりにくいと言われている。しかし、同業種の平均が1倍以下なら見直す必要有り

    ・自己資本比率が高い(40%以上)
    ⇒ 高い方が独立性が高く、経営が安全。

    配当がある
    ⇒ 悪い企業は配当を出さない傾向がある。

 各企業の主要な経営指標は、会社四季報(年四回発行の会社情報誌)、Yahoo!ファイナンス、Livedoorファイナンス、証券会社の取引ページなどを利用しても良いと思います。また各企業のホームページにおけるIR情報、もしくは有料ですが日経テレコンなどもお勧めです。

 他には
 ・帝国データバンク…未上場企業を含めた企業情報。
 ・決算短信(野村證券直近の個別)…連結の本決算と中間決算の決算短信を提供。
 などがありますのでご自身にあったものをお使いください。



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