スイングトレードのための銘柄スクリーニング・ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析手法などの株式投資情報
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■チャートの読み方
新値足
新値足は時間の概念を無視しトレンドを掴もうとするものです。グラフに記入する際、通常、多くのテクニカル分析では縦軸に株価、横軸を時間にして作成していきますが、新値足では横軸の時間を無視します。
新値足において、一般的によく使われているのは「新値3本足」です。ほかにも5本足、10本足などがあります。日経平均などの指数にはよく10本足が使われていますが、作成方法は同じです。
新値足の描き方
描き方は、終値で高値・安値を更新(新しい高値・安値を新値と呼ぶ)するたびに隣に新しいローソクを記述する方法です。従って、上昇局面において高値を更新した時に陽線、下落局面において安値を更新した時に陰線を記述していきます。
次に、陽線から陰線、陰線から陽線に変わる際の記述の仕方ですが、
新値3本足
の場合には直近の陽線・陰線を
3本
包みこむ必要があります。新値5本足であれば5本、10本足であれば10本、直近の陽線・陰線を包む際に陽線、陰線が切り替わります。
では具体的な数字で考えるために、以下のような値で新値が推移したとします。
日
新値
1
1000円
2
1050円
3
1070円
4
1110円
5
1150円
6
1200円
7
1160円
8
1060円
9
1100円
10
1040円
6日目までは高値を更新しているので、更新した範囲の陽線を描きます。7日目で高値は下がりますが、3本分の陽線を包む下落(1070円以下(3日目))ではないので、何も記述しません。
しかし、8日目で1070円(3日目)を下回る下落になるので、初めて陰線を記述します。もし、6日目以降に1060円と1200円の間をずっと行き来する場合には全く動きません。
直近で陽線・陰線が3本ない場合、直前の新値で反転します(10日目で言えば、1200円超えた値段をつけた場合)。
新値足の読み方
基本的には、陽転は買い、陰転は売りのシグナルです。他には、二本目の陽転(陽線が2回出現)で買い、2本目の陰転(陰線が2回出現)で売りという方法があります。
3本新値は短期、5本だと中期、10本だと長期に合うと言われているので、スイングトレードでしたら、3本新値がお勧めです。
時系列の新値足
新値足において、横軸に時間を追加したもの。通常の新値足であれば陽線、陰線ともに同じ1本のデータとして表しますが、その一本の時間を考慮します。
具体的に言えば陽転、陰転が起こらなかった日は、その直近の陽線・陰線の幅を期間に応じて伸ばします。
具体的に言えば上のグラフで、7日目は陽転、陰転が起こらないので、6日目の陽線の幅を一日分広げます。同様に9日目は陽転、陰転が起こらないので、8日目の陰線の幅を一日分広げます。
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