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■チャートの読み方
MACD
MACDとはMoving Average Convergence Divergence の略のことで、平均収束拡散法(←非常に難しく見える)を意味し、マックディーと呼ばれます(Gerald Appel氏により開発された手法です)。
MACDは単純な移動平均線ではなく、指数平滑移動平均(EMA)を使用し、短期、長期の2本の指数平滑移動平均線の差を求めます。EMAは以下の数式で算出されます。
EMA = 前日のEMA + α ( 当日の株価 - 前日のEMA )
※α:2 / ( n + 1 )、n:平均期間
EMAは
移動平均(MA:Moving Average)
を、直近の価格を重視するように改良したものです。直近の価格の方が現在のトレンドをよく表しますので、EMAはトレンドを追従しやすい指標となります。
この指標を利用して現在のトレンドを数値化したものがMACDになり、具体的には、以下の数式で算出されます。
MACD = 短期EMA − 長期EMA
※プラスになることもあれば、マイナスになることもあります。
上記の式を見ればわかるように短期の傾向を重視しているため、短期のトレンド転換を見極めることができます(直近の傾向をよく示すEMAとそのEMAの中で、長期と短期を併せて利用しているため、より最近の傾向をつかむことができる)。
MACDの数値が表す意味として、上昇トレンドであればMACDは上昇、下降トレンドの場合はMACDの値が下落します。従って、値がマイナスからプラスに転換した時に買い、値がプラスからマイナスに転換した時に売りを意味します。
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